ランニングの基本⑤-腕振り-

ランニングの基本④-足部・足首-

ランニングにおいて、腕振りの重要性を考えたことはありますか?
「腕は振った方がいいの?」「真っ直ぐ振るべき?」「どこまで振れば良いの?」
今回は、走りの安定性とスピードに関わる「腕振り」と「体の回旋」について解説していきます🏃‍♀️

【腕振りは脚と連動している】

腕振りは、単に腕を動かしているわけではありません。
反対側の脚の動きと連動(対角連動)しており、そのリズムが、ピッチやストライドに影響します。
スピードが上がると腕振りの可動域や速さも自然と大きくなっていきます。

【腕振りの役割】

腕は「ただの補助」ではありません。主な役割は3つです。

① 重心を引き上げる(浮きのサポート)
② 脚の動きのバランスを取る
③ 体のブレ(特にねじれ)を抑える

特に重要なのが、脚の回転によって生まれる“ねじれ”を打ち消す役割です。

実際に、太ももの動き(はさみ込み)と腕振りのバランスが崩れているランナーは、姿勢の安定性が低く、ランニング効率も低下するとされています。

【腕は真っ直ぐ振るべき?】

「腕は体の横で真っ直ぐ振るべき?」
結論、完全に一直線に振る必要はありません。
むしろ、非直線的な動きを無理に抑え込もうとするのは、かえってマイナスになります。

「前後だけの動きが正しい」という考えは誤解で、人の動きは前後(矢状面)、左右(前額面)、回旋(水平面)が組み合わさっています。

それにより骨盤・胸郭の回旋、背骨のねじれ・側屈が起きます。
これは昔から重要とされており、歩行研究でも「骨盤の回旋」は基本要素の一つとされています。

骨盤と肩は逆方向に回旋するという特徴がありますが、これにより足が体の真下に入り、横のブレが減り、効率よく前に進むことができるようになっています。

【回旋は自然に起こるもの】

重要なのは、回旋は意識してやるものではないということです。
回旋が少なすぎると筋膜のつながりや反射を十分に活用できません。
一方で多すぎると体がブレてしまい、安定性が低下します。
過剰な回旋はパフォーマンス向上につながらないだけでなく、ランニング障害のリスク要因にもなり得ます。

ドリルやエクササイズはまた別の話になりますが、こうした回旋はランニング中で自然に起こる結果として捉えておきましょう。

【まとめ】

・腕振りは脚と連動している
・腕はバランスと安定性を作る重要な役割を持つ
・完全に真っ直ぐ振る必要はない
・骨盤と上半身は自然に回旋している
・回旋はバランスが大切

スピードや効率を高めるためには、「腕をどう振るか」だけでなく全身の連動を見ることが重要です。
まずは「自然に振れているか?」をチェックしてみましょう👀

ランニングの基本①~④はこちらから

ランニングの基本①-姿勢と骨盤-

ランニングの基本②-太ももの動かし方-

ランニングの基本③-上から接地-

ランニングの基本④-足部・足首-

参考:altis.world

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